「自然・温泉・歴史てんこもりコース」モニターツアー
Concept
コンセプト
長期間大分市に滞在している出張者が、休日を利用して楽しむプランを作成。
テーマは「大分市を改めて知る」。実際に大分市に長期出張で滞在中の方にモニターツアーに参加いただきました。
同行したスタッフが、ツアーの様子をレポートします!
※2024年1月末時点の情報です。
長期間大分市に滞在している出張者が、休日を利用して楽しむプランを作成。
テーマは「大分市を改めて知る」。実際に大分市に長期出張で滞在中の方にモニターツアーに参加いただきました。
同行したスタッフが、ツアーの様子をレポートします!
※2024年1月末時点の情報です。
全席個室のゆったりとした空間で、大分の山や海の幸をふんだんに使った夕食を楽しむことができる『壷中の天地』。
関あじ・関さば、豊後牛、錦雲豚、鶏めし、やせうまといった大分ならではの料理をいただきました。
みなさん大分市に長期滞在中なので、これらの料理を食べたことがある方がほとんどでしたが、大分市のおとなり臼杵(うすき)市の郷土料理である「きらすまめし※」は知らなかったとのこと。
県内のあらゆる食が集まるのも県庁所在地である大分市の魅力。また一つ、新しい大分の「食」と出会うことができました。
※臼杵地方の方言で、おからを「きらず」、まぶすことを「まめす」と言います。刺身に「きらず」を「まめし」てあるので「きらすまめし」と呼ばれるようになったと言われています。
「森林セラピー®」は、森林浴が脳機能、神経機能、免疫機能、ストレス関連物質等へもたらす「森の癒し効果」を科学的に証明したもので、森を楽しみながらこころと身体の健康維持・増進、病気の予防を行うことを目指すものです。
「森林セラピスト®」の案内で、高崎山セラピーロードの登山を開始。早朝の清々しい空気の中、登っていきます。ところどころでガイドさんから高崎山の成り立ちや、生息している動物・植物の話を聞きました。
左の写真は、ガイドさんが岩の一部を覆うように生えている木について説明しているところです。岩が木にぶつかり、木の擦れた箇所から樹液が出て木が再生する。それを何年も繰り返すうちに、岩の一部を木が覆うようになったそうです。参加者は植物の生命力に驚いていました。
右の写真は、周辺で採れる木の実を、小さな木のくぼみに投げ入れるゲームをしている様子です。くぼみに入ると幸運が訪れるかも!?ということで、一同童心に返り無邪気に遊びました。
森林セラピー®では、鳥の声や木の葉の音、風を感じたり、木の実や植物を食べたりと、五感を使って自然を感じることが大切。木々の合間に座り、森林浴をしていると、木漏れ日の中、風が木の葉を揺らす音や鳥のさえずりが聞こえてきます。
参加者からは「仕事のことを忘れ、とてもリラックスできた」との感想がありました。
自然の息吹を感じながら歩みを進めると、あっという間に山頂に到着。
そこから見えるのは、大分市と別府市を望む壮大な景色。特に大分市の方角に目を向けると、別府湾と大分市の街並みが一望できました。
今回登った高崎山セラピーロードは、往復約4㎞の緩やかな山道です。最初は登れるか不安だった参加者も、適度な勾配をゆっくり歩いたので、笑顔で終えることができました。
例年、大分市で1月下旬から開催される『大分ふぐフェスタ』。
普段は高価でなかなか食べることのできない大分ふぐを、『割烹 にしおか』にて特別価格3,000円(税込)で召し上がっていただきました。
「プリプリした食感が美味しかった!」「フェスタ期間中に他の店にも行ってみる!」など参加者も大満足のランチとなりました。
昼食後は『南蛮BVNGO(なんばんぶんご)交流館』へ。館内では史跡ボランティアガイドさんの案内により、大友宗麟(おおともそうりん)公が北部九州を治めた戦国大名で、積極的にキリスト教を保護し、諸外国と貿易を行うなどの功績や大友氏遺跡の魅力を分かりやすく解説していただきました。
参加者の皆さんは、午前中、高崎山に登り大友氏の山城『高崎城』の遺構を見学していたこともあり、とても興味を持って話を聞いていました。
最後に、立体CGで大友館を体感できる「大友館(おおともやかた)VRツアー」も体験。目の前に約450年前の大友館があるかのような没入感があり、全員夢中になっていました。
一日市内観光を楽しんだ後は、大分駅から徒歩8分のまちなかにある『府内温泉』で疲れを癒していただきました。
この温泉は、加水・加温・循環を一切行わない、自家源泉掛け流しの天然温泉。こんなふうに駅近に天然温泉があるのも大分市ならではです。
モニターツアーで立ち寄った時間には、ちょうどスポーツ帰りの地元の方々も入浴しており、地域の人々に愛されている温泉だと実感しました。
2023年で開店50周年を迎えた料理店『重箱』。
すごぼう、鶏の肝煮、こんにゃくの煮つけ、ゆずきんとんなど、どこか懐かしい味がするお料理が並びました。美味しいお酒とお料理、そしてなんといっても、女将さんたちとの楽しい会話!県外からの出張者でも、気さくに話をしてくれる温かい女将さん達。
参加者の中には「これから通いたい!」といった声もあり、女将さんの虜になった参加者も。長期滞在をする出張者の「行きつけ」になること間違いなしでしょう。
『BAR 水田屋』の店内に入り最初に目に飛び込んでくるのは、ピアノの上に置かれた洋酒の数々。そして壁一面に並ぶ種類豊富なお酒。
落ち着いた雰囲気の店内は、今日一日をゆったりと振り返るには、非常に心地の良い空間でした。参加者はリラックスして、このひと時を過ごしました。
別府八湯(はっとう)温泉道 初代永世名人で温泉マイスターの土谷 雄一 氏をガイドに迎え、大分市と別府市の温泉の違いについて学んだり、飲泉したりと、奥深い温泉の世界を体験していただきました。
大分市から別府市へ移動。堀田温泉付近を見学しながら、別府市の温泉ができる瞬間を実際に観察しました。温泉の湯けむりや硫化水素の香りを肌で感じながら土谷氏のガイドを受けます。
現在は取り壊されてしまっている温泉施設の資料も見せていただきながら、ここに温泉街があったという歴史も学びました。
昼食は『地獄蒸し工房鉄輪(かんなわ)』にて、地獄蒸しを体験。釜から出る温泉の蒸気に驚きながらも、昼食の食材を釜の中へ。
しっかり15分蒸したかぼちゃやさつまいもは、塩とポン酢のみで食べることで、素材の味をしっかりと感じることができました。
昼食をとった後はついに飲泉タイム!ドキドキしながら最初の一口を。
ここ『地獄蒸し工房鉄輪』の温泉は、高温で塩味があります。「思っていたより美味しいかも…⁉」と、しっかりと温泉の味を感じていました。
飲泉の後は足湯へ。この日は寒かったこともあり、足が温まると体がぽかぽかしてきました。
別府市から大分市へ戻り、『塚野鉱泉』へ。
これまで学んだ温泉の知識をもとに、泉質を確認し飲泉しました。塚野鉱泉の飲泉は、高濃度の炭酸水素イオン、二酸化炭素、マグネシウム。この成分が胃腸病、慢性便秘に効能があります。
『地獄蒸し工房鉄輪』の温泉は高温でしたが、『塚野鉱泉』の温泉は冷たく、塩味がない鉄のような味。みなさん、味の違いに驚いていました。
参加者は、「温泉に入らずに楽しむのは新鮮だった」「温泉の文化や仕組みなど知識を学ぶことができたので、温泉に入る時の楽しみが増えた」と話していました。
飲泉で普段とは一味違った温泉を楽しんだ後は、やっぱりざぶんと入浴!
大分駅前にある『あたみ温泉』は、昭和レトロ感あふれる温泉で、入口に番頭さんがいる昔ながらの銭湯スタイル。
1日の締めくくりに、疲れをとっていただきました。