Oita city workation spot. Oita city workation spot.
「地元一級建築士が案内する街なか建築探訪研修コース」モニターツアー

「地元一級建築士が案内する街なか建築探訪研修コース」モニターツアー

2泊 3日

Concept
コンセプト

企業向け2泊3日の研修合宿プラン。
地元一級建築士が案内する「大分街なか建築探訪研修」を中心として、ドローンサッカー体験や太陽ミュージアム見学を行うプランです。
首都圏勤務の企業1社と九州圏勤務の企業1社から、それぞれ4名の方にモニターツアーに参加いただきました。
同行したスタッフが、ツアーの様子をレポートします!

※2024年1月末時点の情報です。

Day1

11:30 ~

別府の古民家風食事処『茶寮 森澤』にてスタート!

東京出発組は大分空港へ到着したのち、バスで別府へ。九州出発組はJRにて別府へ向かいます。

別府駅で合流し、まずは『茶寮 森澤』にて昼食。

りゅうきゅうやかぼすブリの照り焼きなど、大分の美味しい料理を味わう中で、参加者をわくわくさせた料理は手延べ団子汁。大分県では粉食文化が根づいていて、小麦粉を薄く帯状に引きのばしただんご麺を、具材とともに味噌仕立てのだしで煮込みます。うどんよりもコシが強いだんご麺の歯応えを楽しみました。

13:00 ~

ドローンサッカーでチームビルディング研修

昼食後は『ADEドローンサッカーアリーナ』へ。ここでは、チームビルディングを目的として、ドローンをサッカーボールに見立ててチームでゴールを狙う「ドローンサッカー」を行いました。

多くの方が初めて体験する競技のため、同じレベルで戦うことができます。また、チームで作戦を練らなければならないため、それぞれが意見を出し合い、攻守に分かれ自分の役割を担うという責任感も生まれ、まさにチームビルディングを体感できた様子。

同じ会社の仲間同士はもちろんのこと、会社の垣根を越えてチームワークを発揮していました。

14:30 ~

『太陽ミュージアム』で共生社会について学ぶ

日本のパラスポーツの父と呼ばれた中村 裕(ゆたか) 博士が唱えた “No Charity, but a Chance!” (保護より機会を!) の精神を学べる『太陽ミュージアム』。障がいのある人の仕事や生活をサポートしている太陽の家のこと、パラリンピック日本誘致に至るまでの中村博士の想い、障がいのある人の働く環境の工夫などのお話を伺いました。

 

参加者の一人から「最も印象に残った話は、太陽の家を創った中村博士自身が語った『太陽の家なんて無くなればいい』という言葉。太陽の家が存在しない社会こそが本当の意味でのダイバーシティ。自分はIT関係の会社に勤めているので、自分の業務の使命を改めて考えさせられました」という感想をいただきました。

 

その他に、パラスポーツ用の車いすの試乗体験も行いました。

ラグビー用、バスケットボール用、テニス用、レーサー等があり、実際に乗ってみると、意外と簡単にスピードが出ることや、車輪の片方を回すとその場で回転できることなどがわかり、新鮮な体験となりました。

 

16:10 ~

OITA MIDTOWNで各自ワークタイム

大分駅から徒歩5分という市街地の中心にあるコワーキングスペース『OITA MIDTOWN』。

機能性のあるコンパクトな空間でデスクワークを行いました。

19:00 ~

大分の旬の食材を使用した料理で懇親会『五十六屋 中央町店』

大分の美味しい料理とお酒を囲みながらの懇親会。

参加者のみなさんのお気に入りは、大分の麦焼酎「二階堂」のソーダ割。地元では「二カソー」と省略し、親しまれています。

ドローンサッカーでのチームビルディング研修を終えて仲も深まり、会話が盛り上がりました。

Day2

10:30 ~

一級建築士が案内する 大分街なか建築探訪研修

2日目は、大分市在住の一級建築士の伊藤 憲吾 氏を講師に迎え、市中心部の特色ある建築物の歴史や世界に誇れる建築技術などを実際に歩きながら学びます。時代と共に変わる街づくりにおける建築家の役割を理解することで、時代をとらえる力や創出する上での向上心を感じてもらうこと、そこからマーケティング力の向上や新たな発想を生み出すマインドの醸成に繋げることを目的として実施しました。

 

オリエンテーションは、大分駅から徒歩3分の位置にあるワークスペース『OWNSPACE』で実施しました。『OWNSPACE』は、カフェスペースや会員専用エリアなどがあり、明るく落ち着いた空間で自然と仕事もはかどります。今回は、テラス付きラウンジスペースをお借りしました。

 

オリエンテーションでは、日本を取り巻く人口の変化、環境の変化を整理し、この状況を踏まえて建築をどのように考えるか、という視点を学びました。

オリエンテーションの後は、いよいよまち歩きのスタートです。『OWNSPACE』を出発し、大分駅の南側にある幅100m・長さ444mのシンボルロード『大分いこいの道』が整備された経緯や、大分駅の北側にある『祝祭の広場』の可動式設備の話など、「まちづくりや建築物に求められる役割」について、伊藤先生の説明を聞きながら街を歩いていきます。

12:00 ~

大分の郷土料理で昼食『郷土料理 こつこつ庵』

昼食は、昭和の雰囲気を感じる『郷土料理 こつこつ庵』。ランチメニューでは、関さば琉球丼定食や関あじ琉球丼定食、とり天定食、にら豚定食など、様々な種類の郷土料理を扱っています。

バラエティー豊かなメニューの中から、参加者それぞれが好みに合ったメニューを選び、大分ならではの郷土料理を堪能しました。

13:00 ~

国の登録有形文化財に登録『アートプラザ』

アートプラザ』は、建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞した世界的建築家である大分市出身 磯崎 新(いそざき あらた) 氏の設計です。

当初は「大分県立大分図書館」として建設されましたが、県立図書館の新築移転に伴い、 市民の文化情報交流の場『アートプラザ』として生まれ変わりました。館内には、磯崎氏が読んでいた建築に関する書物、模型やドローイングが展示されています。

13:40 ~

『大分銀行赤レンガ館』でほっと一息

『大分銀行赤レンガ館』は1913(大正2)年に旧二十三銀行本店として建設された建築物。東京駅や日本銀行本店などを手掛けた辰野 金吾 氏の設計です。現在はこだわりの大分県産品を販売するショップやコーヒー専門店のカフェが入っています。

内側の壁は、一部戦争の痕跡があったりと、建築物としての歴史を感じられます。そういった話を聞きながらコーヒーを飲んだり大分のお土産を見たり、しばし休憩をとりました。

14:35 ~

建築そのものがまるごとアート『大分県立美術館(OPAM)』

世界的建築家である坂 茂(ばん しげる) 氏による設計の大分県立美術館。1階に柱を設置しないために2階を3階から吊っていたり、道路に面した1階の窓が上に開いたりと、誰にでも「開かれた」美術館であるよう工夫されています。

それだけではなく、耐火性に優れた木組を使用したり、免震装置を設置したりと、積極的に木材を使用しつつも美術館としての役割を果たすよう設計されていました。

伊藤先生の解説を聞いた参加者のみなさんが感嘆の声をあげられていたのが印象的でした。

15:30 ~

研修のまとめ『大分県立美術館(OPAM)』にて振り返り会

今回行ったまち歩きの振り返り会を実施。参加者から質問も出て、参加者にとって興味深い研修となったようでした。

「建築を通じて、物事を多角的に見る重要性や細部にまで注視する重要性を学べました。また、建築における歴史や環境、災害との関連についても学ぶことができ、とても有意義でした」「仕事に活かせる要素として、建築はあくまでも目的を達成するためのツール(もの)であり、何かを実現するために作るものであると改めて学べました」という感想がありました。

16:20 ~

コワーキングスペース『Hcoffee&work』にて各自ワークタイム

大分県立美術館(OPAM)から歩いて10分ほどのところにあるボックス席やミーティングルームが充実した『Hcoffee&work』にて、ワークタイム。会社の仲間とフリードリンクを楽しみながら、メールチェックや資料作成などを行いました。

19:20 ~

鶏料理が自慢!『とりと野菜のとりでん』で夜をスタート

2日目の夜は都町にある地産地消をテーマにしたお店『とりと野菜のとりでん』。

カウンター席もあるので、一人で気軽に飲みたい方や出張で来られた方も訪れやすい雰囲気です。

とり天、鶏のたたき、鶏めしなど、こだわりの鶏料理はどれもインパクトがあり、みなさんの舌をうならせていました。特にとり天は絶品。2日間の研修を経て、みなさんの絆が深まっている様子でした。

20:15 ~

隠れ家的な本格バー『Criadera』

2軒目は『Criadera(クリアデラ)』。昔から使われているメニュー表には、久しぶりに出会うお酒もありました。落ち着いたお店の雰囲気で交わす会話は、今日の研修の感想や印象に残ったことなど真面目なもので、1軒目とはまた違った意味で絆が深まったと思います。

Day3

09:00 ~

大分市と言えばここ!その1『高崎山自然動物園』

野生のサルに餌付けをしている『高崎山自然動物園』。

さるっこレールに乗り、サルたちが集まるサル寄せ場まで登ります。

餌やりの時間になると、多くのサルが集まってきました。

さあ全員で「サルの股くぐり」に挑戦!サルが股の間を通りぬけると良いことが訪れるという「サルの股くぐり」は高崎山の幸せジンクスの1つなんです。

 

「サルの股くぐり」に挑戦したあとは、人間社会ならぬ「サル社会」の話を聞きながら、サルたちが餌を食べている様子を拝見。

この日はとても寒かったので、サルたちが身を寄せ合って暖をとる「さるだんご」も見ることができ、参加者のみなさんは可愛いシーンをたくさん写真に収めていました。

さるっこレールからの眺め
さるだんご
「サルの股くぐり」に挑戦中
10:00 ~

大分市と言えばここ!その2『大分マリーンパレス水族館 「うみたまご」』

高崎山自然動物園の道向かいにある『大分マリーンパレス水族館 「うみたまご」』。

セイウチやイルカのショーをはじめ、たくさんの展示を楽しみました。

特にミナミアメリカオットセイが館内を散歩する様子には参加者もびっくり!散歩の日時は決まっていないので、偶然出会うことができてラッキーでした・・・!

 

参加者からは、「また家族で再訪したいと思うすばらしい水族館でした。特にお稽古ショーは楽しく、別の時間帯のイルカショーも非常に迫力のあるものでした。水族館の生き物だけではなく飼育員さんとの連携が見どころだと思います」との感想がありました。

12:00 ~

徹底的に鮮度にこだわり抜く『寿司ろばた 八條』にて昼食

大分最後の食事は、地元の新鮮な魚を堪能できるお店『寿司ろばた 八條』。

ネタが大きく、ボリューム満点のお寿司に大満足!大分ならではの「クロメ」という粘りのある海藻の味噌汁も初めて食べた方が多かったのですが大好評でした。

みんなで食べる最後の食事でしたが、やはりおしゃべりは止まらず。改めて初日のチームビルディングの話になり、会社で自身の所属するチームのメンバーとコミュニケーションをとる機会がないので、ぜひドローンサッカーを行いたいと言われていました。

13:15 ~

旅の〆は温泉『CITY SPA てんくう』

旅の最後はやっぱり温泉!

大分駅と直結している『CITY SPA てんくう』にて、ラウンジから別府湾と大分市街の開放的な景色を鑑賞したり、サウナや岩盤浴を堪能したり、みなさんそれぞれ楽しんでいました。駅直結なので早めに切り上げてお土産を購入していた方も。

ラウンジスペースはWi-Fiとコンセントが整備されており、ワークを行うことができます。参加者からは「温泉でリフレッシュした後に仕事をしたら、集中できた!」との感想がありました。

写真提供:CITY SPA てんくう

東京出発組は大分空港から羽田空港へ。九州出発組はJRにて帰宅しました。

Reviews
参加者の声

  • 「地元一級建築士が案内する街なか建築探訪研修コース」モニターツアー

    ITサービス業 柴田さん

    チームプレーにおいて各自役割を持ってミッションを達成することは、チームビルディングとして最適だと感じました。また、完全なスポーツのように年齢、性別による体力の違いなどが少ない点もよかったです。

  • 「地元一級建築士が案内する街なか建築探訪研修コース」モニターツアー

    ITサービス業 猪原さん

    伊藤さんという素晴らしい方とスマホや参考書では得られない会話をしながら散策し、たくさんの発見がありました。「建築とは巨大であり、下からも上からも眺めるもの」というワードが印象的で、簡単に知識が得られる時代になりながらも、有識者の方との対話機会は貴重であり、個人ではなかなか得られない素晴らしい経験となりました。3日目のうみたまごでは、動物たちの表情や姿をいろんな角度で楽しむことができました。

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